車を売る時、以下の方法があります。(上から順番に高く売れる方法です)
1、ヤフーオークションやメルカリなどで自分で売る
2、オークション代行業者に頼んで業者向けオークションで売る
3、一括見積サービスで何社かの業者を家に呼んで売る
4、街の中古車屋さんや大手の買取業者など業者に売る
5、新車を買うときに、下取りしてもらう
それぞれの方法におけるメリットとデメリットを説明します。
1、ヤフーオークションやメルカリなどで自分で売る
間違いなくこれが一番高く売れる方法です。間に業者などを通さない方が高く売れるに決まっています。しかし、自分で撮影して、価格を決めて、相手と交渉をして、実際に会って契約を結ぶのは面倒くさいですよね。また、相場を知らない場合、業者に売った方が高くて早かったということも起こり得ます。
2、オークション代行業者に頼んで業者向けオークションで売る
実は、街の中古車屋さんも買取業者も、買い取った車を自分たちで売るわけでは無いのです。買い取った車は業者オークションで売ってしまいます。ですから、買取金額というのは業者オークションで売れる金額をベースに、自社の儲けを考慮して決めるのです。業者オークションのデータは、驚くほど精密なデータとして手に入れることが出来るので、どの業者も買取金額はほとんど変わらないということになります。
ではどうして業者によって買取金額が異なるのかというと、評価点が異なるからです。
オークション会場で出品する際、車の評価点を決めるのはオークション会場です。会場が4.0と付けるのか、4.5と付けるのか、基準はありますが、どうしても主観が入ります。少しずれるわけです。また、オークション会場によっても異なります。そこで、業者によっては4.0だろうと予測する業者もいれば、4.5でいけると予測する業者もいるので、買取金額も異なってくるわけです。更に言うと、業者によっては出品するオークション会場が異なるので、評価や予測金額も少しずつ異なってくるわけです。
では、「やっぱりたくさんの業者に見てもらった方が良いじゃないか」と思う人も出てくるのですが、そんなこともありません。
なぜなら、上記の買取金額のずれというのは、所詮オークションでの予測落札価格の最低ラインでの攻防だからです。その小さい範囲で一番高く買い取ってくれる業者を探すよりも、そもそも最終的に売れた金額こそが市場価格なのですから、その価格で売った方が、高く売れる確率も高いし、納得感があるのでは無いでしょうか。
つまり、メリットは正当な金額で売れて、少ない手数料ですむという点です。
デメリットは、事故歴を隠していた場合などに、あとでクレームが入ってしまう可能性があるという点です。
3、 一括見積サービスで何社かの業者を家に呼んで売る
メリットは、家まで来てくれるので、楽だという点と、何店舗も回らずに複数の見積が聞けるという点です。
デメリットは、あとで電話営業の電話がかかってきますので、断るのが大変だという点です。
そもそも一括見積サービスを提供しているのは別会社なので、買取業者は広告費として一括見積サービスの会社に多額の広告費を払っています。その広告費を儲けなければらないので、その分下取り金額は安くなってしまいます。
4、 街の中古車屋さんや大手の買取業者など業者に売る
中古車屋さんが、販売が得意なのか、買取が得意なのか、修理が得意なのかを見極めてください。買い取り専門店の方が高く買ってくれる確率が高いです。大手の方が良いとは限りません。なぜなら、売り先や金額は大手も中小も同じですから、あとは効率的に会社経営をしているかどうかにかかっているからです。
5、新車を買うときに、下取りしてもらう
メリットは楽だという点です。
デメリットは、損をする確率が高いことです。中古車屋さんというのは、販売か買取のどちらかに特化していることが多く、下取りに出す場合は販売店に売ることになります。販売が得意な店は買取金額が低いことが多いので、損をしてしまうと言うことです。
ただし、新車を購入する場合は話は別です。例えばトヨタの新車をディーラーで買う場合に、トヨタの中古車を下取りに出すならば、高く買い取ってくれる可能性があります。
販売で儲けているから、買取では儲けなくて良いと営業マンが考えてくれたら、買取金額は高くなります。